不動産を所有していると、いろいろな可能性が考えられます。本人が所有しているときには登記をすることになりますが、その不動産所有者がなくなった場合には、相続登記をした方が良いでしょう。現在のところ相続登記に関しては、義務化はされていませんがやがて義務化されるでしょう。これは、登記をしなかった場合誰が相続人なのか分からなくなってしまうからです。

所有者がなくなった数年後ならば特に問題はありませんが、30年から40年以上放っておくと、さらに相続を受けた人がなくなりその子供の世代が不動産の所有者になる可能性があります。それにもかかわらず一切登記をしていないとすれば、権利関係が分かりにくくなり非常に厄介です。将来のことを考えれば、できるだけ早い段階で相続登記をしておきたいところですが、費用が気になる人もいるかもしれません。相続登記費用は、司法書士に依頼する場合と弁護士に依頼する場合そして土地家屋調査士に依頼するケースがあります。

1番安いのは司法書士の場合です。これは専門家だからと言う意味もありますが、法律関係が生じていないことが費用が安い理由でしょう。一方弁護士の場合は、大抵の場合争いが生じているケースにお願いします。そうすると、土地の相続登記だけでなくそれ以外の費用もかかることから高くなりがちです。

土地家屋調査士に関しては、土地に関する問題点が生じていることから、弁護士に依頼するのと同じように高くなる傾向があります。