債務整理に陥る原因の一つとして買い取り屋の存在があります。お金が必要なときに、金融機関がお金を貸してくれなかった場合に、買い取り屋が勧誘することがあります。具体的にはクレジットカード払いを用いて高額な商品を購入させ、それを買い取るのが買い取り屋です。買い取るときにはもちろんですがいくらか安くなります。

たとえば、100万円のものを購入させて、それを50万円で買い取ると言った悪質なものもあります。これを利用すれば、とりあえず50万円のキャッシュを手にすることができますから、一時的に乗り切ることができると考えるかも知れません。しかし、100万円の借金が残るのですから、融資としては良いものではないでしょう。最初から換金目的でクレジットカードを使った場合には、詐欺に該当することがあります。

詐欺罪に問われると、債務整理が難しくなることがあるのです。債務整理の中では、最終手段として自己破産がありますが、自己破産をするためには一定の条件をクリアしなければなりません。免責不許可事由に該当すると自己破産をすることができなくなるのです。詐欺罪に問われると免責不許可事由に該当することになりますから、自己破産はできなくなると伊考えておいた方が良いです。

借金が返済できなくなって、何とか返済するために買い取り屋を利用してしまうと、完全に返済ができなくなった場合には自己破産ができなくなります。買い取り屋は絶対に利用しないようにしましょう。