相続は一生のうちに何度も起こることではないので、手続きに不慣れな人がほとんどです。法事や預金手続きに加え、不動産を受け継いだ場合はその相続登記も行わなければなりません。忙しい日々の中で、つい後回しになってしまう人も多いでしょう。手続きがよく分からず不安だという人は、不動産登記のプロである司法書士に相談してみるのがおすすめです。

相続登記は無料で行える訳ではありません。登録免許税を納めたり、各種必要書類をそろえたりするのに費用が掛かります。まず登録免許税ですが、相続登記の場合は固定資産税評価額の1、000分の4と定められています。また戸籍謄本や住民票の写しなどは、自治体によっても異なりますが1通あたり数百円程度の費用が掛かるでしょう。

自分で相続登記を行う場合は登録免許税や書類の取得費用で済みますが、専門家に依頼する場合はその手数料も掛かります。不動産相続のプロである司法書士に相談する場合は、5万円~10万円程度の費用が掛かるでしょう。事前に見積もりを作成してくれるところがほとんどなので、状況を伝えてどのくらいのお金がかかるか聞いてみるのもおすすめです。費用は掛かりますが確実に手続きを行ってもらえるので、精神的な負担を軽減できたり時間の節約につながったりするでしょう。

大切な不動産を守るために、相続登記はとても重要です。普段馴染みのない手続きなので、一人で完結させるのは難しいかもしれません。専門家の力も借りながら進めていくのが賢い方法です。