相続登記というのは、不動産の所有者つまり土地や建物を所有している人が亡くなった場合に、その土地や建物を相続した人に名義変更を行う手続きを指します。正式には相続による所有権登記と呼ばれています。まず相続登記を行わなかった場合にはどうなるのかですが、この申請続きを行わなかった場合、相続によって得た不動産の権利を得ることができません。放置せず早い段階で相続登記の申請手続きを行わなければなりません。

また、現段階では申請が義務化されていませんが、将来的には義務化が予定されており、10万円以下の過料といったような罰則がつく予定です。相続にかかる費用は必ずかかる3つの費用と司法書士への手続きの依頼を行った場合の費用がかかります。3つの費用については不動産の調査料金、各種必要書類の取得料金、登録免許税になります。司法書士への手続きの依頼に関しては、自分で手続きを行うことによってコストカットを行うことができます。

不動産の調査料金についてはおおよそ1200円、各種必要書類の取得料金はおおよそ10000円、登録免許税におおよそ12000円、司法書士への報酬でおおよそ10000円の合計22000円ほどかかります。こちらの金額については地域や条件によって、左右されるためあくまで参考金額となります。相続登記にかかる金額については、法律で誰が負担するのかという部分を定めていないため、相続人全員で話し合う必要があります。