ある会社員は借金が増えて債務整理することを決断しました。法律事務所で任意整理を勧められたために、そのアドバイスを受け入れて任意整理を選びました。この人がキャッシングを利用し始めたのは平成20年以降でしたから、過払い金は一切発生していませんでした。債務の金額は400万円で、任意整理によって得られたのは将来利息のカットです。

つまり、400万円に対して利息は発生しませんが、400万円は分割で支払っていかなければなりません。任意整理する前は、利息の支払いを含めて月々10万円くらい返済をしていたのですが、それが任意整理によって8万円ちょっとにまで減ります。これによって生活は少し楽になったと言えなくはないですが、焼け石に水の状態だったと言わざるを得ないでしょう。結局生活は苦しいまま400万円を完済するまで返済を続けていかなければなりません。

あまり解決にはなっていないと言わざるを得ないでしょう。任意整理をすることによって借金の金額が減って、さらに利息をカットできるというのが理想的です。この場合、依頼した法律事務所に力がなかったために、減額まではできなかったのです。もし減額ができなかったのなら、自己破産をした方が良いでしょう。

債務整理の選び方を失敗したとも考えられます。債務整理にはいくつかの種類があると言うことは頭に入れておかなければなりません。その中から最も適したものを選ぶことが必要だと考えられます。相続登記の相談のことならこちら